親切な車が止まってくれた。 会釈をし、小さな手を引いて道を渡る。 防波堤の向こうに蒼い海原が広がっていた。 立ち止まった俺をリアが不思議そうに見上げる。まだ背の低いリアには防波堤の向こうが見えていないのだと気づき、抱き上げて防波堤の上に上がろ…
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